空気が設計した家®|"くらしの大敵"結露!!

“くらしの大敵”結露!

一般的に高気密・高断熱(高性能住宅)では、「絶対に結露は発生しない」とよく考えられてしまいがちですが、 現実的には温度と湿度、空気溜まりなど、条件さえ揃えば結露は必ず発生します。
 ですから結露しない住宅と信じて新築された方ほど結露したときのショックは大きいのです。


A: 結露の最も大きな原因の一つに、断熱施工の欠損・欠陥によるものがあります。


結露による被害の例としては、北側外壁面に構造下地材がわかるほどの黒カビが発生したり、コロニアル(スレート瓦)の屋根瓦にコケやカビが生育しているといったお宅をよく見かけることがありますが、それらが内部結露が発生しているという証となるのです。
 もちろん家の中にも結露による何らかの被害が生じているに違いありません。

? それではなぜ結露が起こるのか?

下図のように建物内では目には見えませんがいつも大量の水蒸気が発散されています。
 その発散された水蒸気は室内だけでなく、床下や壁の中、押入やクローゼットの中にも浸入して、 温度の低い所や空気の停滞している所に集まりそこで水蒸気(気体)が水となりそれが結露水となるのです。
 ちなみに人間の体も60%は水分でできていると言われています。



ヤカンの口元から沸騰する水蒸気は圧力も高く私たちの目にはほとんど見えません。
湯気になって白く見えるのはすでに水蒸気が冷やされて水滴となっているからです。
水蒸気は冷やされたり圧力が変わることによって水滴になり、それが結露水となるのです。


「透湿抵抗値」の違いによっても結露が発生します。

ちょっと複雑で難しい話になりますが、屋根や外壁を造る建築材料の層構成(組合せ)によっても結露が発生していることが多いのです。


透湿抵抗値とは、わかりやすくいうと水蒸気が物質を通過するときの速度のことをいいます。
目に見えない水蒸気の大きさは例えれば、分子・粒子レベルで、あらゆるものを通して通過します。
通過できない代表的なものとしては、主にガラスや金属などが上げられます。



よく結露を防ぐには防湿(気密)層を設けなさいという話を聞きますが、防湿(気密)層とは文字通り湿気を遮断する層のことです。
では、実際の建物では、その点がどうなっているのでしょうか?
上図で示すように、夏でも冬でも透湿抵抗値の違いで壁の中では結露が発生する可能性が高いのです。
ですから上記の防湿層を設けなさいという話は、冬場の対処法で、夏場の逆転結露のことには一切触れていないようです。

■防湿(気密)シートの必要性と隙間の比較実験データ
隙間と水蒸気通過の比較

右図は一冬にどれだけ石膏ボードを湿気(水蒸気)が通過するのか?
を国が行った実験結果です。
 表記のとおり、穴の空いてない石膏ボードは、一冬で約1/3リット
ルの水分を通し、穴の空いた石膏ボードは一冬に3リットルの水分を
通したとのことです。
 つまり、石膏ボードだけでは水蒸気は楽に通過してしまい、わずかな
隙間があるだけで、その10倍の水分を通過させていることがこの実
験データが示しているのです。
 水蒸気を通過させる透湿抵抗値はそれぞれの材料によって異なります。
この透湿抵抗値の違いが結露発生の原因となっているのです。
 次頁の別表で注目すべきことは、防湿気密シートの代表的な材料で
あるポリエチレンシートの透湿抵抗値は、452に対して、外壁側に
張られる透湿防水シートは0.087と大きな差があります。
 これは防湿気密シートは完全に湿気(水蒸気)の移動をせき止め、透湿防水シートは湿気をどんどん屋外側に通過させる材料であることかよくわかります。 言葉はよく似ていますが、防湿シート(ベイパーバリア)と透湿防水シート(タイベック等が有名)は似て非なるものです。
 だから夏の逆転結露が心配されるのです。


温度差・気圧差によって水蒸気が移動するから結露が発生するのです。


下記項目は内部結露を防ぐためにとよく言われていることです。
  1)防湿層を設けることが大事である。
  2)壁内に入った湿気を早期排出することが内部結露防止に有効であり、外壁通気工法が効果的です。
  3)室内側の湿気を壁内に入れないためには、室内側(気密層)の透湿抵抗を高くすればよい。

といったことが言われていますが、実際にはこれらのセオリーに反した建物が多く建てられています。
 もう一つ大事な側面としては、いろいろな工法の外部面での層構成の造り方にも問題があります。



上記図の屋根と壁の層構成は透湿抵抗地の数値の違いと温度差により結露が発生する可能性があることを表しているもので、湿抵抗値の違いで結露が発生しやすくなってしまうのがわかります。
その点、SPI工法は、外部側と内部側にも通気層を設けていますから、結露の発生が未然に防げます。

? 結露には2種類あるといわれていますが、その結露が発生するとどうなるのか?

内部結露の発生は室内側からではよくわからないので知らず知らずのうちに建物が腐ってしまいます。



内部結露は特に屋根面や壁体内、床下など目に見えない箇所で発生、また空気が停留、よどむ個所にも発生しやすく室内がジメジメしていると押入の中や、タンス・家具の後ろ壁にもカビが発生します。
畳の裏面が湿っている、床板が腐るなど建物内部側から結露が発生しその匂いが室内にもこもります。
結露が発生しやすいのは冬と思われがちですが、関東以西では梅雨時が一番発生しやすいのです。
夏でも冷房で冷やされると逆転結露として壁の中に結露が発生することもあります。
よく北面外壁に黒カビやコケが発生しているお宅を見かけますが、これは典型的な内部結露の現象です。

結露はカビやダニの繁殖を促進、その胞子やフンがアレルゲンとなって、目には見えにくいのですが、室内の空気中を浮遊し始めます。



表面結露は内装材や窓周りに起こり、カビの発生やクロスがはがれる原因となります。
 冷蔵庫から出したものの表面にすぐに水滴がついたり、朝起きると窓ガラスの表面にびっしりと水滴がついている、冬の閉めきった部屋の中でお湯を沸かすと、窓はもちろん、ビニールクロスの表面などに水滴がついたりと、そのものの表面に発生する結露水のことをいいます。

? 意外と気付いていないのが空気環境

よく「シックハウス」と言いますが、発症の原因がVOCなどの化学物質だけと考えている人がいます。
「シックハウス症候群」や「アレルギー疾患」「アトピー性皮膚炎」などは、住宅だけが原因で発症するものでもなく、また、新築住宅だけが対象ではありません。
自宅や会社、店舗などの空気環境が起因で発症しているケースも多いのです。
その証拠には、その患者さんが森林浴などに行くと体の調子が良くなる方もいるからです。

病の発症・疾患には同じ家族でも個人差があり、それに早く気づいてあげないといけません。
 ただの風邪や偏頭痛だと済まさないでください。
 その原因を早くつきとめて、対処してあげることが大切です。

? 結露発生による弊害と対策

■空気が冷やされると空気中には水蒸気が含めなくなりますから、冷たい箇所で結露が発生
 特に室温の低い北側の部屋に結露・カビ・ダニが発生しやすいのもこれにあたります。

■締め切った押入や納戸、クローゼットの中も空気が滞ると結露やカビが発生
 対策は部屋の隅々まで空気が流れるような換気・通気通風の方法を考えること。
 冬でも小さめのおもちゃみたいな扇風機を利用する人がいますが、それにあたります。

■洗濯物を室内に干したり、開放型の石油ストーブ・加湿器を使うと結露が発生しやすい。
 換気扇を回して発生した水蒸気を早く外に出すこと。

■家の中の湿度が高いと結露まで至らなくても、カビ・ダニの格好の生育条件になってしまいます。
 換気によって空気と水蒸気をコントロールすることで、カビ・ダニの生育も押さえられます。
 (カビ・ダニの予防には、これ以外にもこまめな掃除も必要です)
 ※ カビ・ダニをまったく0にすることはできません。1?当たりに3匹いるのか2000匹いるのか・・・の違いです。

? 結露を起こさない家はあるのでしょうか?

●いま、室内や建物内部で発生した、余分な熱や水蒸気をコントロールできる住宅が、
 最も優れた住宅として評価されています。
 SPI工法システムはこの点に着目して開発を進めてきました。

断熱性能も悪く、スキマだらけの住宅では建物内の水蒸気をコントロールすることはできません。
 また、いくら断熱・気密性がよくても、それに似合った換気設備が整っていなければ、やはりコントロールをすることはできません。
 床下や壁体内部に溜まりやすい水蒸気(湿気)をコントロールできれば、内部結露の発生も防げ、木の調湿作用も活性化させることができますから、建物をより長持ちさせることができます。
 つまり、建物内で発生する水蒸気を自由にコントロールできることで、よりよい生活環境が得られるということです
 SPI工法は、その水蒸気を自由にコントロールができる住宅なのです。

● 水蒸気の発散、湿度の上昇によって化学物質の放散や菌の増殖が活性化されます。

室内にはいったいどれくらいの水蒸気があるのでしょうか?
 たとえば雨の日の6畳1間の空気中には、約牛乳瓶2本分もの水分が含まれているのです。 
 水蒸気はさまざまなところからも発生しますが、雨や梅雨時に、窓や建物の隙間からも大量の水蒸気が室内に侵入してきます。

 また、湿度と化学物質には意外なところで関係があります。
 公的機関の調査実験結果でも、室内で化学物質が多く溜まっているところを探索すると、化学物質は湿度が高いところで多く放散されていることがわかっています。
  代表的な化学物質のホルムアルデヒドは、合板に多く使われており、尿素とホルムアルデヒドを結び付けて接着の役目を果たしていますが、湿度が高くなるとホルムアルデヒドとの分離が促進されるため、夏場や梅雨時期には放散量が自然と多くなるのです。

 湿度の60%は快適ですが、湿度が80%を越えると化学物質などが放散される可能性が高くなりカビや腐朽菌の増殖も活性化されてしまうのです。
 水蒸気は微粒子を運ぶ役目もしますから、梅雨時になるとよく室内にいやな臭いが強く立ち込めますがその弊害も水蒸気によるものなのです。

●長寿命住宅の必要条件とは雨漏りしない、結露しない強い住宅のこと

建物内に余分な熱や水蒸気がこもらない住宅が理想的な住宅といわれます。 しかし一般的には床下や壁の中などに水蒸気が溜まり、結露も発生しやすくなるので、腐朽菌やシロアリ・カビ・ダニが繁殖して住まいに被害を及ぼすことが多いようです。
 国の建築基準にも適合しており、見た目は断熱性能・防水性能にもすぐれている。
 いかにも丈夫そうな家造りに見えますが、実際には住宅内部で発生する水蒸気を建物内に溜め込んでしまう造り方になっているものが多く、目に見えないところで内部結露を起こしている住宅が意外と多いのです。
室内側は換気扇などを回すことで空気環境を改善できます。
 しかし、床下や壁体内、構造躯体の中も換気・通気できなければ、やはり建物内に水蒸気が溜まっているのと同じことですから家の中では何らかの被害を被っているのです。 ですから昔の人達が造ってきた住宅は、建物内に水蒸気が溜まるような造り方はしなかったのです。

「昔の住宅には病なし!」とよく言われますが。 
 昔のような家造りや生活にはもう戻れないし、今の時代となっては困難なことです。
 しかし、SPI工法システムの家は、それらをすべて可能にして実際に造られているのです。

空気が設計した家®
SPIグループ本部  〒360-0015 埼玉県熊谷市肥塚697−3
TEL.048-529-0600 FAX.048-526-4423 お問い合わせinfo@spino.jp