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最近新築したばかりの家なのに、構造用木材の下地がわかるくらい北側の外壁面に黒カビやコケが生えている家がやけに目立つようになってきました。基本的にカビやコケは水のあるところにしか生えません。それなのに1階2階を問わず外壁面に黒カビやコケが生えています。よく見てみるとわかるのですがこれらの家にはある共通している部分があります。まず、カビやコケの生えている壁はきまって北側で特に日の当たらない箇所です。野中の一軒家でもこの現象は見られますから、風通しの良い悪いは関係なさそうです。また、外壁に使用している材料もALCからモルタル、窯業系のサイディングと色々あるのにカビやコケが生えています。ではなぜ、風通しもいいのに外壁材にコケが生えるのでしょうか。これは壁の中自体がジメジメしているからです。つまり、内部結露が原因と考えられます。とくに冬場は室内側からの暖かい空気(水蒸気)が壁の中に伝わり結露、その水滴が溜まってしまうからカビやコケが生えてくると考えられるのが普通です。ではこのようなことがなぜ起きてしまうのかというと、これは断熱工事の施工方法が間違っているからで断熱素材の種類には関係ありません。一般的に断熱材の外側に透湿シートを張った後は通気層を設けるために通気胴縁を付設しますが、その施工方法が間違っているからです。それは通気層の空気が流れないように施工しているからです。外壁材を張りやすくするためか、大工さんの几帳面さからなのか、通気層の役割がわかっていない施工になっているからです。このように正しい断熱工事が行われていないとせっかくの高断熱・高気密住宅と言って壁のなかには断熱材をいっぱい入っているのにカビやコケが生えてしまっては残念です。家の中は暖かくて快適でも壁が腐ってしまってはせっかくの工事費が無駄になってしまいます。その点、SPI工法の外断熱・自然通気工法の場合は壁内に水蒸気が溜まらないので安心です。